iconわたしの移住ライフ

桑畑 泰三さん

桑畑 泰三さん

職業 / アーティスト(画家、陶芸家)

2023年4月に地元ギャラリーにて6年ぶりに個展「YOYOKAIJU」を開催し、画家としての活動を再開。岸田劉生の造語である「デロリ」と、映画や漫画、アニメなどの「ポップカルチャー」を掛け合わせた独自の造語「デロリポップ」を掲げ、オリジナリティを追求している。

創作の理想郷で生き、地域をつくる一人として

桑畑 泰三さん

三股町に移住した経緯を教えてください。

出身は三股町新馬場で、その後佐賀県や鹿児島県への移住を経て、2020年から三股町で暮らしています。
私の仕事は画家や陶芸などの創作活動で、特に陶芸には窯を据える環境が必要となります。また、制作に集中でき、インスピレーションが湧く環境であることも大切にしており、現在アトリエを構えているこの場所には、そうした条件が整っていました。周囲には16世帯しかない静かな地域で、自然の豊かさと人との距離感に惹かれました。
また、父が病気になり、離れて暮らしていることが心配だったこともあり、こうした環境面と家族の事情が重なり、移住することを決めました。

絵画や陶芸をされていますが、作風や活動内容を教えてください。

現在、絵画は20年、陶芸は10年ほど創作を続けています。
絵画では、美しいものや神秘的なもの、自分の内面にあるリアリティ、そして人それぞれの考えや感じ方の違いなどをテーマに、アートとして表現しています。
一方、陶芸では日常の中で実際に使える実用的な器や作品づくりを大切にしています。
これらの作品は、アトリエに併設されたショップ「アンリポール⚡ギャンギャン」で販売しているほか、都城市の「アンモナイト・ギャラリー」にて不定期で展示会も開催しています。

桑畑 泰三さん

三股町の良いところ教えてください。

三股町の魅力は、人情が厚く、地域のコミュニティ活動を通して温かさを強く感じられるところです。また、自然が身近で時間の流れをゆったりと感じられることも、自分にとって心地よく過ごせる点だと感じています。
さらに、都会に比べて住環境に関するストレスが少なく、住宅も手頃な価格で見つかり、庭や駐車場などのスペースを広く確保できる点は、家族世帯にとっても大きな恩恵があると思います。
そして三股町は陶芸が盛んな町でもあり、同じ陶芸家の方々に相談やアドバイスをもらえる環境があることも嬉しい点ですね。

桑畑 泰三さん

三股町に対して改善点などの要望はありますか?

この地に住んで6年が経ち、その間に自治会の支部長を務めたり、地域行事の運営に参加したりする中で、伝統芸能や行事の豊かさを改めて実感し、地域を支える一員としての自覚も強くなりました。
一方で、地域の若者の減少や、事業・伝統芸能の後継者不足、自治会の在り方など、さまざまな課題も見えてきています。
こうした問題に対しては、行政と住民が一緒になって、時代に合った仕組みづくりを進めていくことが必要だと感じています。

町外の人に対して三股町のアピールをお願いします。

三股町は都会のように交通アクセスが便利というわけではありませんが、その分、自然が豊かで落ち着いた暮らしができる、とても住みやすい町です。日常生活に必要なものは町内でひと通り揃い、安心して生活できる環境が整っています。
また、町民と行政の距離が近く、困ったことがあれば気軽に相談できる点も大きな魅力です。さまざまなサポートも受けられるので、移住を考えている方や、個人事業を始めたい方にとっても挑戦しやすい町だと感じています。自然と人の温かさに包まれながら、自分らしい暮らしを築ける場所だと思います。

桑畑 泰三さん