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「三股町に住んで良かった!」
そう思われるまちづくりを目指しています。

三股町は、16万人都市である都城市の中心市街地に近いだけでなく、本格的な田舎暮らしも楽しめる、コンパクトな「まち」です。
また、町の地形がハートの形をしていることから、ハートフルな町として皆さんの移住ライフを応援します。
街の幸福度全国第3位、住みここち県内第1位の三股町に移住してみませんか。

※「いい部屋ネット街の幸福度&住み続けたい街ランキング2021〈全国版〉」
「いい部屋ネット街の住みここち&住みたい街ランキング2021〈宮崎県版〉」

■INTERVIEW

佐澤隆一さん

職業 / ごまの製造

2006年、定年を機に東京から生まれ故郷である三股町にUターンしてきた佐澤さん。帰省後は霧島会を発足させ、ごま農家として第二の人生を歩み始めた同氏に、これまでの道のりや三股町の素晴らしさについて語ってもらいました。

温かい気候が良質のゴマを作り、
温かい人柄が三股町を作っています。

Q.三股町にUターンして、ごま農家として第二の人生をスタートさせたきっかけを教えてください。

私は定年退職するまで東京の会社に勤務しており、そこは多くの女性社員が活躍する職場でした。そんな女性社員たちの間では、よく「食品」や「食事」について会話がされており、無農薬や無添加へのこだわりなど、食の安全性に対する関心が高いことを知りました。それがきっかけで、定年退職後には故郷へ帰り、安心して食べることができる農作物を生産したいと考えはじめ、農家への転身を決意しました。

Q.これまでに農業の経験はあったのですか?

経験どころか、農地も持っていませんでした。なので、農業をされている方にアドバイスを頂いたり、独学で勉強しながら農法を学び、畑に関しては活用されていない農地が周りに多くあったため、これらを利用させてもらうことができました。

Q.生産品にごまを選んだ理由はあるのでしょうか?

農法を学んでいた時に、鹿児島県で農作物の生産業を営む方より「ごま」に関するお話しを聞いたのが始まりでした。ごまの生産は基本的に手作業で行わなければならなず手間が非常にかかることから生産者が少なく、国内に流通しているごまの99.9%は外国からの輸入に頼っているのだと聞かされたんです。その話を聞いた瞬間に「私が作る農作物はごまに決まりだ!」と直感しました。産地が分かって安心して食べることができる農作物を作りたいという自分の考えにピタリとはまりましたし、その時は農業の知識や経験を持っていなかったため、ごま作りの大変さが伝わらなかったこともポジティブに働きましたね(笑)。そこから、2008年に霧島会を発足し、本格的なごま作りをスタートさせました。

Q.霧島会とは、どういった団体なのですか?

無農薬・無化学肥料をモットーに、三股町でごまを生産している団体です。発足当時のメンバーは10名おり、その全員が定年退職者かつ農業未経験者で構成されていました。以降も同じような境遇の方で、霧島会のごま作りプロジェクトに賛同してくださる方が集まり続け、現在では40名にまで拡大しています。

Q.三股町産ごまの特徴は?

ごまは温暖で日照時間の長い環境で生産すると良質なものが作られるのですが、三股町はその条件にぴったり当てはまるんです。霧島会では「金・黒・白」と3色のごまを生産しているのですが、中でも「金」は色・味・香りのどれもが秀でています。

Q.三股町にUターンしてきて良かったと感じる部分はありますか?

長年、都会での生活を経験した後で帰郷すると、改めて三股町の良さを実感することが多いですね。例えば物価の安さ。食品や土地建物、趣味にかかる費用など、都会に比べると非常に安価なことに驚きました。私は趣味でゴルフを楽しんでいるのですが、1プレーあたりの料金を都心部と比較すると、三股町及びその周辺では約1/4の料金でプレーできるので、とても嬉しいですね。その他にも医療機関や図書館・文化会館などの施設、子育て支援の充実ぶりも目を見張るものがあり、子育て世代やお年寄りには安心して暮らせる素晴らしい町です。

Q.最後に移住を考えている方々に対してメッセージをお願いします。

先で三股町の良さをお話ししましたが、この町の一番の良さは「人の温かさ」を目一杯感じることができる部分だと思っています。町を歩くと気持ちのよい挨拶が飛び交いますし、近所の方や仕事仲間、町職員の方なども優しさに溢れており、本当に帰郷して良かったと感じています。移住には人間関係を心配されている方もいらっしゃると思いますが、三股町であればきっと杞憂に終わりますよ。また、移住を機に農業を始めてみたいと考えている方や、安心して食せる農作物づくりに高い関心をお持ちの方は、霧島会への入会もお待ちしています。