■INTERVIEW

2017/3/31

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徳山貴士さん
職業 / 広告代理業

1974年大阪生まれ。千葉県に住居を構える徳山さんは脱サラをし、2016年10月より三股町に広告代理業を基幹とした「さくらイニシア株式会社」を設立。なぜ、三股町をビジネスの拠点としたのか、その理由などをお聞きしました。

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ビジネスを通して地方と都心部を結び、
地域経済の発展に貢献したい。

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Q.昨年10月に三股町に会社を設立されましたが、その経緯を教えてください。

私はこの会社を設立する以前は、大企業の総合設備会社に勤務しており、情報通信関連のインフラ整備の仕事で全国各地を飛び回っている、出張の多いサラリーマンでした。
会社に対して何一つ不満はなく、サラリーマンを続けるのであれば最高の会社であったと思います。
ですが、7~8年くらい前にテレビで放送されていた「孤独死」に関するドキュメンタリー番組を見た時に、自分の中で大きな気持ちの変化がありました。
それからは、コミュニティに関する問題を解消できるようなビジネスを始めたいと考えるようになり、社会問題の解消のみを目的としたビジネスでは成立しないと判断し、CSV(共有価値の創造)の概念に基づいて広告代理を組み込んだ事業スキームとなりました。構想から約2年間の準備期間を要し、今日に至っています。

Q.脱サラや建設業界から広告業界への転身に不安はありませんでしたか?

特に不安はなく、むしろ楽しみですね。
自分の中での価値基準を満たしている事業内容であることと、業界は違っても基本的にはマネジメントという観点においては同じであると考えています。現在の広告手法においても、新しい概念がどんどん出てきており、従来の手法が正しいとは言い切れないと思います。なので、起業するにあたって自分なりに多くのリサーチを行い、そのデータに基づいたビジネスの形にたどり着くことができましたので、後はチャレンジあるのみだと思っています。

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Q.創業の地に三股町を選択したのには理由があったのでしょうか?

全てを話すとかなり長くなるのですが、単に、総合的にみてここが一番良かったということです。私の行っているビジネスでは、広告やPRに「生花」を使うという志向をこらしています。生花は基本的には嫌がられないアイテムであり、それと一緒に広告を同封することで、注目度や閲覧率の高いサービスを提供することができると考えています。
私はこのサービスに「Flower Solution広告」と商標名を付けましたが、こういったビジネスモデルは前例が無いため、自分で最良の方法を見つけていかなければならず、様々なリサーチやデータを取りながらの作業が必須となります。
その観点から見ると、三股町には約1万世帯の町民が住んでおり、リサーチやサンプル収集にとても適した環境であると判断しました。加えて宮崎・鹿児島空港に同じくらいの時間で到着できるアクセスの良いロケーションなど、全ての条件を高水準で満たしていましたので、三股町を拠点とすることを決めました。

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Q.三股町で生活をはじめて約半年ほど経ちますが、都心部での生活と比べていかがですか?

都会での生活に慣れた人は、田舎での生活は難しいと考えるかもしれませんが、三股町では必要な物は全て生活圏に揃っており、不便と感じたことはないですね。
また、自然を楽しみたい時には、東京なら2時間程かけて出向いていたのですが、三股町では車を30分程走らせれば、幾つもの自然スポットにたどり着くことができるのも嬉しいですね。
あと、三股町で一番実感していることは、年齢を問わず女性の「可愛らしさ」と「バイタリティ」が際立っていますね。また、人との接し方、方言まじりの話し方、人柄の良さなどにも好感が持て、女性達が親しみやすく協力的であったおかげで、自分はこの町に溶け込めたと言っても過言ではありません。なので、なじみのない場所で生活するのに一番大変だと思っていた人間関係が、自然体ですんなりとできているように感じています。そのせいなのか、ここで生活している子供たちもすごくのびのびとしているように思います。

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Q.これから実行したいことや実現したいことはありますか?

まだ創業したてで忙しく、オフを満喫できていないのですが、時間が取れるようになれば、宮崎県や鹿児島県にはたくさんの温泉スポットがありますので、ゆっくりと楽しみたいですね。
仕事面に関しては、三股町をはじめ、県内の魅力的な文化や特産品などを都心部へ紹介しながら地域経済の発展に貢献したいと考えています。
私はこのFlowerSolution事業を「地域コミュニティ問題」を解決する糸口にしたいという想いがあります。近年、希薄化する地域の繋がりから、前出の老人の孤独死など、悲しいニュースを目にするようになり、その度に心を痛めている自分がいます。
そこで、「生花」と「広告」という媒体を通して、喜ばれるチャレンジをさせて頂きながら、結果として経済活性と社会問題の解消を同時に達成できればと思います。